〜カラダとココロに優しい時間〜
両手で扱う事
Janvier.21.2024 Lundi
今更ですが
明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。
年が明けてすでに
3週間が過ぎ
1月も終わりに近づいている事に
驚きます
年末年始はゆっくりとはいかず
普段会えない妹夫婦や
主人のご実家の集まりなど
あっという間の三が日
4日からすでに
通常のリズムへの
戻ってしまうという
慌ただしいお正月だったように思います
それぞれ子供達は学校も始まり
私もお休みの間に崩したバランスを
ようやく取り戻しつつあります
年末年始からずっと引きずっていた
正体不明のモヤモヤ
それがなんだかスーッと
薄れていったきっかけは
先週、2回目に伺った
お茶のお稽古
忙しいとついつい効率が重視になり
その場の空気や
自分の心
その事そのものを
味わったり
楽しんだり
感じたりが
おざなりになってしまう
本来の目的から
焦点がずれてしまっているように
感じるのに
そうせざる得ない状態に
どこか
フラストレーションを覚えるのです
そんな時に伺った
お稽古での時間
お茶の作法の中は
無駄はなく効率的なのに
ちゃんとその場にいて
感じて、味わっていられる空間
その大きな理由の一つは
一度に1つの動きしかしない事
右手と左手が同時に動くことはなく
お作法をしているときはおしゃべりもなく
お菓子を頂くときはただただ
そのお菓子と向き合って
拝見して味わう
そして美味しいな
綺麗だなと
自分の心の動きにも
しっかりタッチできる
あえて瞑想という言葉を使わなくても
自然と
マインドフルネスな状態でいられるようです
私はその中でも
物を運んだり動かす時に
両手で大切に扱う動きに
とても惹かれます
普段は何を取り出すにも
動かすにも
片手でひょいと
持ち上げる
そうすれば両手でするより
2倍の物を持つことが
できるように思うのだけれど
実際には
両手で抱えるのと
あまり抱えられる量は変わらない
人が一人で抱えられ量は
どちらにしてもさほど
多くはないものではないでしょうか
だとしてら
欲張って片手で倍を抱えようとするのではなく
両手で本当に大切なものを
しっかりと抱えていたいなと思うのです
お写真はお正月に煮た
黒豆の煮汁も
大切に食べ切りたくて
作ったプリン
黒豆自体は入っていないのに
お豆の香りを感じられて
美味しいプリンになりました
今日も1日
あれもこれもと
たくさん抱えたくなるのだけれど
今、私にとって大切なものに
時間と心を使っていきたい
そしてその先に
誰かの笑顔があったなら
それほど嬉しいことはないのです
今日も大切なものをそっと
包み込んで入られますように
Chi-ri-ri
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