〜カラダとココロに優しい時間〜
茶道に学ぶ 静と動
Octobre 25. 2024 vendredi
先日伺ったお茶のお稽古
月に一回だけのお楽しみ
とても愛おしい時間です
そのお稽古の中で先生のおっしゃった
「静と動のバランス」という
お言葉がとても印象的でした
私の生活は「動」の比率がとても高い
バランスをとるのに
本能的に「静」を求めているのか
一人でお家で過ごす時間
刺繍や切り絵など
座ってじっと静かに取り組む事など
一日の中で必ず短い時間でもいいから
「静」を意識する時間をとっているなと
気づきました
今朝もバタバタと
朝食の準備をしていたら
ふと
「静」
という文字が頭に浮かび
ふーっと息を吐いて
肩に入った力みを抜いて
早くなった呼吸を整えて
すこし丁寧に作業を進めたら
気持ちが落ち着く
たった一度だけれど
お茶のお稽古での気づきや
身体に残る余韻は
私にとってはどんなカウンセリングに行くより
どんな高級なホテルに泊まるより
ブランドのバッグを持つより
大切で
贅沢な時間で
欠かすことができないものになっているんですね
そしてそんな先生とお稽古場に出会えたことを
とても幸運だと思うのです
お写真は久しぶりに作った
アイシングクッキー
感覚が鈍っていて
完成度は高くないけれど
現在、劇団四季のバケモノの子の
二郎丸役で出演している
息子のリクエストで
作ってみました
アイシングクッキーを作る作業も
どちらかというと「静」
集中して作る時間は
とても心地いいのです
先日12回目の息子の出演が終わり
回を重ねていくと
キャスト皆さんの空気も違っていく
少しずつ本当に少しずつ
化学反応のように
キャストさん同士の息や
間の取り方など
本当に細やかなことかもだけれど
全然違って見えるのです
お茶の先生もおっしゃる
極々薄い層を重ねていくように
まるで進んでいないように見えるけれど
確実に層は重なっていて
少しずつだけれど所作や佇まい
お茶との関わり方、感じ方が
変わっていくのだそう
確かに・・・
初めて伺った時より
お茶を味わったり
お道具の組み合わせを楽しんだり
少し余裕が出てきてはいるし
静かに流れる時間を
楽しむということを
知っただけでも
人生はぐんと豊かになったようです
今日という日を
一日、一日を
私の人生に薄い薄い層を
そっと重ねるように
大切に過ごしたい
二度と同じ舞台はない
大切な舞台に立つ息子の姿を
しっかり目に焼き付けて
千秋楽まで
一緒に走り抜けたいな
今日も穏やかに大切に
Chi-ri-ri
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